Phasemation フェーズメーション

colums会長のコラム

会長のコラム 284

R8年5月のコラムです。
入居する老人ホームの庭に咲く奇妙な植木、春先に咲く紅葉色の葉が満開、この植木は秋になると緑に代わる。その隣にこれ見よがしに咲く強い緑の葉、秋になると紅色に代わる紅葉(モミジ)の木が咲き誇る。この景色を眺めつつ季節の移り変わりと老いゆく歳の老け、90歳の侘しい思いを振り切り、毎朝の朝食をここで過ごしている。
今の私は、協同電子エンジニアリング社の創業者として、今年9月には90歳になります。そして非常勤取締役の会長で、自分で起こした会社である事の「思い」は強く意識し、通勤には運転手を付けさせる。秘書が病を患い退職、後任選定は難しく、人事部長を務める者に兼任してもらっている。氏も忙しい立場で、職責を務めているにも関わらずで、極めて心苦しい心境に至っている。
会社を思う気力だけは強く、我ながら始末に負えない。周囲に調子の良い者等を観ると黙って居られない、そこに手を付けると厄介事が起こる。この環境は、自分自身に傷を付けているだけ、度毎に我ながら反省の思いが走る。この厄介な環境の元で務める今が、私の生活環境です。
新国立劇場のオペラ公演には年間通してのチケットを購入、神奈川フィル定期コンサートのチケットも同様に購入し、会社勤務で蓄積したストレスを相殺している。このサイクルはいつまで続けられるのか、ここを考える事を慎むべく努めている。音楽芸術は、何ものにも増して素晴らしい、しかも自宅でコーヒー・カップを片手に、ダラシのない身なりでの音楽鑑賞は、止められない。お気に入りのオーディオ装置のお陰、やはりまだまだ長生きしなければ、の思いが沸いてくる、これ今の環境であります。
余計な話と思うが、一つ聞いて欲しい。サルバトーレ・アッカルドの演奏するブルッフのヴアイオリン協奏曲1番、有名ヴァイオリン奏者の殆どの方は、この曲を演奏していますが、この人の右に出る奏者は居ないと思う。個人的趣味の問題で申し訳ないが、音楽の好き者の戯言です。ご意見如何でしょうか。

今月の音楽ライフ
5月16日(土) 14時開演で、神奈川フィル定期演奏会にみなとみらいホールへ行ってきました。

指揮 : 高関 健
ソプラノ: 中江 早希
ソロ・コンサートマスター : 石田泰尚

演奏曲目 :
ヴェーベルン/パッサカリア
マーラー/歌曲集「子供の不思議な角笛」
休憩を挟んで
後ステージが、マーラー交響曲第1番

このところオペラ公演に縁が有り、ご無沙汰の若かりし頃に熱中したマーラーの交響曲、しかも生演奏を久しぶりに聞いた。私のクラシック音楽の入門曲、何とも言えない心境に至る。何分、老衰気味の昨今の体調、大きな希望と活力を頂く、有り難うの心境に至りました。

89歳誕生日撮影

鈴木信行 :すずき のぶゆき

昭和45年勤務先のアイワ株式会社をスピンアウトして独立。

磁気記録に関る計測機器の製造販売の事業を開始し、その後カーエレクトロニクスの受託設計の事業を始める。

何れの事業も順調に発展したが、会長の永年の思いであった、ハイエンドオーディオの自社ブランドを立ち上げ、現在はカーエレクトロニクスの事業を主とし、協同電子エンジニアリング(株)として運営している。

現在、協同電子エンジニアリング(株)の取締役会長として、趣味のオーディオを健全に発展させたいと真摯に研究し、開発に勤めている。

インタビュー掲載

コラムアーカイブ