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colums会長のコラム

会長のコラム 067

・フェーズテック 新商品の紹介

協同電子エンジニアリング社からこの秋「フェーズテック」ブランドで3機種の商品の発売が予定されています。

その1
フォノカートリッジ P-1G
当社のLPレコード再生用フォノカートリッジは、P-1、P-3、P-3Gの順に発売され、このうち、P-1が最高グレードで次に普及価格帯を狙ったP-3が発売されました。この時点で、高グレード商品と普及価格帯の商品ラインアップが揃いましたが、我々はアナログレコードの再生がブームとなる中で、更なる高グレードの商品を望む市場の声に応えて開発を進めて来ました。
その結果P-3Gが世に出ることになるのですが、このP-3Gの開発プロセス途上で、技術のブレークスルーとも言える磁気回路の解析を発見する事になり、P-3Gが生まれる素地となります。P-3Gは、P-3の素材を主体として磁気回路の見直しを行い、P-3の音質アップを狙ったものでした。
今般、発売予定のP-1Gの高音質化は、このP-3Gの技術開発の流れに沿って、P-1の音質化を狙ったもので、高音質でありながらリーズナブルな価格帯でのご提供を目指し、ごくありふれた材料の使用でありながら、磁気回路の更なるディテールを追求して、P-1の高音質化を成し得ました。

その2
コントロールアンプCA-3にフォノアンプを搭載したCA-3P
コントロールアンプCA-3は、CA-1の普及価格帯の商品であります。既にご紹介していますが、当社のコントロールアンプはハイブリット方式によるアッテネータ(ATT)を搭載するもので、このATTはその原理のユニークさから神奈川県の新技術に関る補助金の対象にも選ばれています。
このCA-3は、CA-1のマニュアル操作に変えて、ATTの切り替えや入力切替にリモコンをとり入れたために、コンピューター制御になっています。従って回路構成は全て半導体になっており、製作作業の合理化によって価各がリーズナブルなものに設定することが可能になっています。このCA-3にフォノアンプを搭載したものが、今般発売されたCA-3Pであります。
CA-3Pは、当社のフォノアンプEA-1Ⅱに比べても価格は安く設定されています、これは真空管による回路がこれ程までに贅沢な作りと言う証でありますが、その反面、CA-3Pは遣いやすさ、コスト、音質を考えると、必ずやお客様の満足のゆくCPで有る事がご理解頂けます。

その3
フォノアンプEA-5
このフォノアンプEA-5は、さきのCA-3Pのフォノアンプ部分を切り出して、独立筐体に組み込んだものであります。
本商品のコンセプトは、今までCDしか聴いておられなかったファンの方々や、アナログ再生の機器を処分してしまった方々で、今のアナログ回帰のブームに乗って、新たにアナログレコードが聴ける環境を作りたいと言うお客様のために企画したものであります。
そうは言うものの、アナログレコードの音はこんなものかと言われる様なものは、我々の意とするものでは有りませんで、やはり、「LPは良いね」とか「違った味だよね」とか言う声が聴かれるものにしなければいけない、と言う使命を負った商品に仕上がっています。
構造的には、当社のステップアップトランス T-3 と同じ形状にし、これを使ってお手持ちのコントロールアンプに繋ぐだけで、アナログ再生が出来る状態を想定しています。その為に解決しなければならない問題が電源構造でありました。これに対しては、外部アダプターからACを供給すると言うユニークなアイディアがとり入れられています。
一般的なアダプターは、DC電源を供給しますが、本機では電源の質を確保するためにACを供給し、本体内に整流回路を持つようにしました。
音質は、本来CA-3Pと同じである筈ですが、やはり筐体外部に切り出した事で、音色に多少の差異を感じますが、お客様の使い勝手を考えるとそれに益したメリットがあると考えています。

以上がこの秋発売予定の新商品であります、毎年年末に催される各オーディオ雑誌社の新商品表彰にこれ等の商品もエントリーしています。どのような評価が得られるか、結果が掲載される雑誌の発売が期待されます。

鈴木信行 :すずき のぶゆき

昭和45年勤務先のアイワ株式会社をスピンアウトして独立。

磁気記録に関る計測機器の製造販売の事業を開始し、その後カーエレクトロニクスの受託設計の事業を始める。

何れの事業も順調に発展したが、会長の永年の思いであった、ハイエンドオーディオの自社ブランドを立ち上げ、現在はカーエレクトロニクスの事業を主とし、協同電子エンジニアリング(株)として運営している。

現在、協同電子エンジニアリング(株)の取締役会長として、趣味のオーディオを健全に発展させたいと真摯に研究し、開発に勤めている。

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