Phasemation フェーズメーション

colums会長のコラム

会長のコラム 001

最近、CDレコーダーやデジタルチャンデバ等の業務用デジタル機器をハイエンドオーディオファンが使用する機会が増えています。今回はこの点に付いて、技術的に探究することにします。

業務用機器のアナログインターフェースは全て4dBmの信号レベルでやりとりすることになっており、ホームオーディオ機器からCDレコーダー等にアナログ録音する場合など注意が必要です。

例えば、アナログレコードをCDにコピーする場合、プリアンプのREC端子からCDレコードのアナログ入力端子に接続しても信号レベルが違うために正常に動作しません。おそらくレベル不足でメーターの振れが不足するでしょう。(最近の業務用機器では、この点を考慮してRCA端子を備えたものも見受けられます)

ADCが搭載された機器では、アナログ入力不足は致命的な欠陥となります。例えば、20Bit ADCであればアナログ信号のフルスケールが20Bitと言うことですから、アナログ入力レベルが低いとその分活用出来ないBitが生じてしまい、折角のHi-Bitが生きないことになります。一般的なプリアンプのRCA端子の出力は、150mVrms程度ですから、業務用機器の必要とする入力レベルの4dBmには3倍程度のレベル不足になります。

最近、ホームオーディオ機器としてデジタルフィルターなども販売されるようになりましたが、まだまだ一般的ではありませんし、業務用機器に対するアマチュアの憧れも有りますからこの点を無視することは出来ません。

この解決には、業務用機器としてライン変換アンプが専用機器として販売されています。これを使用することが一つの方法ですが、真空管方式のものは見当たりません。

また、最近ではホームオーディオ機器として高出力のプリアンプやラインアンプ又はセレクタ-等の名称で販売されるようになっています。

当フェーズテックでも真空管式で企画中です。

鈴木信行 :すずき のぶゆき

昭和45年勤務先のアイワ株式会社をスピンアウトして独立。

磁気記録に関る計測機器の製造販売の事業を開始し、その後カーエレクトロニクスの受託設計の事業を始める。

何れの事業も順調に発展したが、会長の永年の思いであった、ハイエンドオーディオの自社ブランドを立ち上げ、現在はカーエレクトロニクスの事業を主とし、協同電子エンジニアリング(株)として運営している。

現在、協同電子エンジニアリング(株)の取締役会長として、趣味のオーディオを健全に発展させたいと真摯に研究し、開発に勤めている。

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