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colums会長のコラム

会長のコラム 053

明けまして、おめでとう御座います。

前回コラム52は、12月の初めにアップしましたが、最後のコンサートレポートが11月18日のドレスデン国立歌劇場でした。その後、年末までの間は神奈川フィルの定期演奏会、高輪オペラの会、朝岡聡の企画によるロッシーニ協会主催のシェ松尾に於けるオペラコンサート、神奈川フィルの定例の第九、そして「みなとみらいホール」のジルベスターコンサートと続いたのですが、やはりジルベスターコンサートの印象が一番大きかったように思います。
そのレポートの前に神奈川フィルの第九に付いて一言、会場は県民ホールでしたが前にもレポートしたと思いますが、このホールの音響に付いて再度お話しなければなりません、オペラを観劇している時には感じないのですが、ここのステージでの演奏はどうも気になって仕方有りませんでした、例えば、第九第四楽章1/3ほどのところの大太鼓から始まるクライマックスの前兆部分ですが、大太鼓の奏者は実に気を遣いながら静かに叩いています、この音が「コン、コン」と聞こえて来るのですから曲のイメージは台無しです。オペラ劇場の舞台でのオーケストラ演奏に問題があるのでしょうか、久しぶりの県民ホールでのコンサートだったものですから、余計に「音」が気になるのかと思うのですが、これはあまり良くないと思います。

さて、「みなとみらいホール」のジルベスターコンサートです。今年は開演前に当日の出演者によるプチコンサートと夕食会が開催されました。これは実に洒落た企画であり、本当に楽しいひと時でした。パン・パシフィクホテルの料理長が挨拶に来ると言う念の入れよう、その上、コンサートホール内に在る集会ホールにての演奏に加え、聴衆は僅かに30名程度で奏者と同じレベルでの鑑賞は本当に感激ものでした。

みなとみらいホールのジルベスターコンサート会場
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コンサートの出演は、神奈川フィルコンサートマスターの石田康尚が第一バイオリン、都響メンバーの横山和可子が第二バイオリン、山形交響楽団の主席を勤める成田寛がビオラ、そしてチェロが都響メンバーの高橋純子と言うメンバーによる弦楽四重奏で、モーツアルト、ボロディン、ハイドンなどの弦楽四重奏の定番、聞きやすい選曲は暮れのこの時期、タイミングとして絶妙でした。強いて言うなれば、モーツアルトのディベルティメント136番は第一楽章で無く、第二楽章を聞きたかった。
演奏に付いてですが、何故この4人なのかその理由は知る由も無いのですが、決して絶妙なアンサンブルであったとは云えないものの、個性ある演奏技術の優れた奏者による四重奏でした事が、あとあと印象として何時までも残ったもの思います。来年も是非このような企画を願ってやまない次第です。
さて、本題のジルベスターコンサートですが、例年のようにバイオリン主体で出演者も徳永二男、漆原朝子、漆原啓子、昨年同様に3人のコンサートマスター(神奈川フィルの石田、東京フィルの三浦、読売日響の藤原)、が主役を勤める構成です。
司会も昨年同様に朝岡 聡、そして指揮が飯森範親と言う豪華メンバーに加え、この年から「みなとみらいホール」の館長を務める池辺晋一郎が音楽監督でこのコンサートを企画しています。何と言っても徳永二男のバイオリン演奏技術は他を圧している事が印象に残りました。

話は変わりますが、昨年のステレオサウンド誌の年末締めくくりの賞に付いて、当社の商品がベストバイ賞1位と2位の高位を獲得したことです。惜しくも2位に終わったプリアンプも1票差であり、1位に選ばれた商品とは価格差も大きく異り、リーズナブルな価格帯の当社商品とは比較の対象が難しかったように想像されます。
1位のフォノカートリッジは文句なしの1位であったと思うし、30万円相当の海外商品よりも良かったと評価に携わった評論家先生から激励され、我々も意を強くしているところです。しかし、我々メーカーとして生業を持つ者には、どれだけ市場で評価されるかと言う結果が大切で、ご使用いただくお客様の評価が一番大切なのです、是非皆様のご支援を賜りたいと心からお願いする次第であります。

今年は、石井伸一郎先生の設計監修による試聴室が3月に完成する予定です、当社商品にご興味を持たれる方々に広くご体験頂こうと考えております。

鈴木信行 :すずき のぶゆき

昭和45年勤務先のアイワ株式会社をスピンアウトして独立。

磁気記録に関る計測機器の製造販売の事業を開始し、その後カーエレクトロニクスの受託設計の事業を始める。

何れの事業も順調に発展したが、会長の永年の思いであった、ハイエンドオーディオの自社ブランドを立ち上げ、現在はカーエレクトロニクスの事業を主とし、協同電子エンジニアリング(株)として運営している。

現在、協同電子エンジニアリング(株)の取締役会長として、趣味のオーディオを健全に発展させたいと真摯に研究し、開発に勤めている。

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