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colums会長のコラム

会長のコラム 059

五月晴れとは言うものの、今年の5月は天候不順で折角のゴルフも雨にたたられることが多く、締まらない5月でした。
何しろ、ゴルフ不精な私が5月は5回も誘われたと言うのですから、ゴルファーにとって5月は最良のシーズンだと言うことです。最近は、雨のゴルフはやらない事にしていますが、仕事柄で現役の若いお客様との付き合いが多いこともあって、「雨だからやらない」と言うのは、通じません。
兎に角、病気になるのではないかと心配しながらのプレーの連続でした。

起業して成功し、今は適度に安定を得た経営者の会があります。
この5月には前から夫婦同伴で旅行をする計画を立てていました。
この旅行はどうやら雨天の間隙を縫って晴天に恵まれ、天から永年ご苦労様でしたと祝ってもらった様な気分でした。この旅行は、私を含めて4組の夫婦で内2人はM&Aで会社を売却したり、プロパーの方にCEOを引き継いだりして引退されています、
私ともうお一人の方は依然として現役を勤めており、引退出来ない宿命と言うか心掛けが悪いのでしょう。生活環境が良く似た者同志ですから、会うたびに情報交換と勉強にも成り心休まる仲間で、谷川岳と周辺の温泉旅行は心の洗濯になりました。
残雪の残る谷川岳を天神平から撮った5月25日の写真です。

残雪の残る谷川岳

さて今月のコンサートです。
いつもと同様に神奈川フィルの定期演奏会とシュナイト音楽堂シリーズのシューマンシリーズです。木のホール神奈川音楽堂でのシュナイト音楽堂シリーズでは、神奈川フィルのフルメンバーでの演奏ではありませんから、非番の楽団員が私服で客席で鑑賞されている姿を良くみかけます。「舞台にいるときとではどう違いますか」などと話しかけてみますと、自分達のオーケストラの音に酔いしれたと言っていました、これは自惚れでは無く本当にこのオーケストラの音は良く成ったし、更に良くなりつつあります。
特に、この木のホールでの演奏は格別です。神奈川フィルハーモニーの活躍するここ横浜は素晴らしい都市だとつくづく思います。
他にも横浜名物には、ジャスのライブハウスがあります、中でも此処「バーバーバー」は老舗の一つで、5月15日には北村英治クインテットのライブ演奏がこの「バーバーバー」で行われました。この日の演奏は、何時もと同じメンバーなのですが、ベースの音が良く抜けて来るのが印象深く残っています。
北村英治クインテットを聞くのは2月の帝国ホテルでの勲章受賞記念パーティー以来のことでしたが相変わらず元気な北村さんの姿を見ると私も頑張らねばと思う次第です。

今月は、外来コンサートを3つ紹介します。最初はサントリーホールで行われた五嶋みどりとフィラデルフィア管弦楽団に付いてです。
このコンサートのチケットは大変高額で、流石の私も躊躇していましたが、会社の人事部が入会している神奈川県の勤労者サービス団体からの割引チケットの紹介が有ったものですから、喜んで購入したわけです。しかし、この席はS席ではありますが、舞台に向かって右側つまり第二バイオリン側の一番端で、前から3列目、事前に知っていたら絶対に買わない席です。
サントリーホールの舞台は前部が円形になっています、ちなみに、みなとみらいホールは緩やか円形で直線に近いです。従って、私の席からは第二バイオリンの楽団員と指揮者に阻まれて五嶋みどりの姿が見えないのです。悪いことにオーケストラの配置もコントラバスが第一バイオリン側で音楽のエキスがステージの左半分に偏っている感じです。指揮がクリストフ・エッシェンバッハで流石に聴かせてくれましたが、価格と言い、環境と言い、気分の悪い思いで決して楽しい思いは残りませんでした。
残る2つは、ウィーンフォルクスオパーの日本公演です。この2講演とも上野の文化会館で、充実した鑑賞でした。
最初に、5月27日のオペレッタ「こうもり」に付いて紹介します、何度も見ているオペレッタですが、何時見ても楽しいから不思議です。オペレッタを売りにする劇場です、観客を楽しませない筈は有りませんで、歌唱力と演技力がマッチし、しかも当日のソプラノが「ナンシー・グスタフソン」現代ドラマティク・ソプラノの第一人者ですから言う事なしです。二人で10万円を超えるチケット代金など何のその、大満足で帰宅の途につきました。
次が、5月31日のスッペ作曲の古典オペレッタ「ボッカチオ」です。有名なオペレッタですが、私は始めて観ました。しかも、この公演が最後だそうです。
「エノケン」が歌っていた旋律が随所に出てきます、と言っても私が聞いた「エノケン」はストリーではなく歌として戦後に聞いたものですが、思うに、戦前の日本の大衆は随分教養が高かったのではないかと思うのです、何しろ、私が生まれる前のことですから、実際は如何だったのでしょうか。
色々な事情でこの公演は私にとって有意義なものでしたし、会場では昔お付き合いの有った懐かしい音楽好きの方やオーディオ関係の方にお会いし、再会を約束するなど、旧交を温める場面が有り楽しいひと時でした。
フォルクス・オパーの最後の公演は、フロトーの喜劇オペラ「マルタ」ですが、この公演は6月7日やはり上野の文化会館で、次回の紹介になります。
6月は11日から2週間ほどドイツのライプチッヒを中心にしたバッハフェスティバルに出掛けます。これは、音楽評論家の加藤浩子さんが同行され、バッハに因んだ音楽体験と縁の地を巡る旅です。次回コラム60をお楽しみに。

鈴木信行 :すずき のぶゆき

昭和45年勤務先のアイワ株式会社をスピンアウトして独立。

磁気記録に関る計測機器の製造販売の事業を開始し、その後カーエレクトロニクスの受託設計の事業を始める。

何れの事業も順調に発展したが、会長の永年の思いであった、ハイエンドオーディオの自社ブランドを立ち上げ、現在はカーエレクトロニクスの事業を主とし、協同電子エンジニアリング(株)として運営している。

現在、協同電子エンジニアリング(株)の取締役会長として、趣味のオーディオを健全に発展させたいと真摯に研究し、開発に勤めている。

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