フロントパネルを一新しエレガントで強靭なシャーシ構造
フロントは8mm厚スラントアルミパネルを新規に製作し、EA-1200/EA-550のエレガントなデザインを踏襲しました。シャーシベース、トップカバーは1.6mm厚鋼板に銅メッキ処理をし、その上に塗装仕上げを行っております。更にトップカバー天面部にシールドを追加したことにより、8mm厚フロントパネルと相まって強靭な筐体構造と磁気歪の軽減を実現しています。フットには外部振動を遮断する重量級金属インシュレーターを採用しています。
当社は「アナログもまだまだ極め尽くされていません」を合言葉として、アナログディスク愛好家向けに、数々の無帰還によるフォノアンプの商品ラインアップを拡充してまいりました。
2013年に発売以来高い評価をいただいておりますEA-200に上級機のエッセンスを取り入れ、音質にいっそう磨きをかけたEA-220を発売いたします。
現在の真空管アンプや半導体アンプの多くは、入力段と出力段の差(補正信号)を増幅する負帰還増幅回路を用いて設計されており、低コストでありながら優れたスペックを持っています。
しかし、入力信号と出力信号の間には原理的に除去できない時間遅延があり、これがTIM(過渡相互変調歪み)の原因となり、負帰還アンプの音質を損なう大きな原因の1つとなっています。
Phasemation では、すべてのアンプ (半導体と真空管の両方) が無帰還アンプです。
無帰還アンプは負帰還アンプのような補正動作がないため、構成部品には高い精度と優れた回路設計技術が求められます。
これにより、音源(レコード)情報を損なうことなく再生することができ、音質面では音楽のダイナミクスや微妙なニュアンスまで再現することが可能です。
信号系は左右同一パターンのデュアルモノラルレイアウトを構成し、左右チャンネル音質の均一を実現すことにより、豊かな情報量による空間表現を実現しました。
1. 信号系には
2. 電源回路には
形式 | MM/MC無帰還形フォノアンプ | |
入力様式 | MM | MC |
入力感度 | 2.5mV | 0.12mV |
入力インピーダンス | 47kΩ | 470Ω |
利得 | 38dB | 64dB |
入力換算雑音 | -120dBV | -140dBV |
定格出力電圧 | 200mV(1kHz) | |
リアカーブ偏差 | ±0.5dB(20~20kHz) | |
消費電力 | 2W(100VAC 50/60Hz) | |
外形寸法 | 220(幅)×57(高さ)×228(奥行) | |
重量 | 2.6kg |