フロントパネルに10mm厚アルミ材を使用しEA-550、EA-350のデザインを踏襲したエレガントで強靭なシャーシ構造
フロントは10mm厚スラントアルミパネルでEA-550/EA-350のエレガントなデザインを踏襲しました。シャーシベース、カバーに1.2mm厚鋼板を使用し、フロントパネルと相まって強靭な筐体構造を実現しています。フットには外部振動を遮断する重量級金属インシュレーターを採用しています。
当社は「アナログもまだまだ極め尽くされていません」を合言葉として、アナログディスク愛好家向けに、数々の無帰還によるフォノアンプの商品ラインアップを拡充してまいりました。
このたび、ミドルクラスの半導体フォノアンプとして上級機のエッセンスを取り入れ、回路のリファインを行い音質、機能にいっそうの磨きをかけたEA-320を発売いたします。
現代アンプの主流を占めている負帰還アンプは半導体/真空管共に入力信号と出力信号を常に比較し、この差(補正信号)を入力信号として増幅する為、ローコストで高精度の増幅が可能です。 しかし入力信号と出力信号の間には原理的に解消できない時間遅れがあり、これがTIM歪等を発生し、負帰還アンプが音質的に満足できない大きな原因の一つになっています。
フェーズメーションではすべてのアンプ(半導体/真空管共に)を無帰還アンプで構成しております。 無帰還アンプでは負帰還アンプのような補正動作が有りませんので、構成する部品、回路に高い精度/技術を要求されます。 その結果、音源(レコード)の情報を余すことなく再生する事ができ、音質面では音楽の躍動感、ダイナミクス、陰影等の表現に優れた音楽性のある再生が可能になりました。
信号系は左右同一パターンのデュアルモノラルレイアウトを構成し、左右チャンネル音質の均一を実現することにより、豊かな情報量による空間表現を実現しました。
1. 信号系には
2. 電源回路には
形式 | V-I/I-V変換型全段対称無帰還フォノアンプ | |
入力様式 | MM | MC |
入力感度 | 2.5mV | 0.13mV |
入力インピーダンス | 47kΩ | 470Ω |
利得 | 38dB | 64dB |
入力換算雑音 | -120dBV | -140dBV |
定格出力電圧 | 200mV(1kHz) | |
リアカーブ偏差 | ±0.5dB(20~20kHz) | |
消費電力 | 13W(100VAC 50~60Hz) | |
外形寸法 | 286(幅)×93(高さ)×252(奥行) | |
重量 | 3.9kg |