コントロールマイスターCM-2200
音楽の実在感 アーティストの情念をも引き出す
革新の音量コントロール機構が更に進化した
バランス入出力対応ハイブリッド パッシブ アッテネーター
Recieved Prizes受賞歴
MJ無線と実験テクノロジー・オブ・ザ・イヤー セパレートアンプ部門 入賞
音楽之友社「ステレオ」2022ベスト・バイ・コンポ イヤーコンポ部門(120万円以上のプリアンプ)第2位
音楽之友社「ステレオ」2023ベストバイ・コンポ イヤーコンポ部門(120万円以上のプリアンプ)第3位
先年当社では、従来のプリアンプとは一線を画したアクティブ回路を内蔵しない最高級ハイブリッド パッシブ アッテ ネーター【コントロールマイスター CM-2000】を発売いたしました。
オーディオ再生の要とも言える音量調整機構には、新たな発想により特許を取得した理想的な音量調整回路を採用いたしました。
この度 CM-2000 に使用した音量調整回路、部品を見直し、そのコアサイズ、積層コアの材料、厚み、その他巻き線材料をも変更することで従来にも増して鮮度が高く、緻密で広大な音場の再現を達成いたしました。更に現代のコントロール機器には不可欠となったバランス入出力にも柔軟に対応したパッシブアッテネーター【コントロールマイスター CM-2200】を発売いたします。
CM-2200の新機能
ゲイン切り換え(0/+6dB)スイッチの追加
CM-2000で開発したバランス仕様のアッテネータートランス巻線を見直し、トランスであることの利点を生かし、+6dBのゲインを持たせることを可能にしました。本機ではゲイン切り換え(0/+6dB)スイッチを後面パネルに追加し、アッテネーターの可変範囲は0dB時(0dB~-70dB)、+6dB時(+6dB~-64dB)の2種類が選択可能となります。どちらを選択してもワイドレンジの周波数特性、インピーダンス特性を確保できるよう、トランスの巻き線構造を再度見直し、いずれのゲイン時でも、CM-2200が持つ鮮度が高く、明確な音像定位をお楽しみいただけます。
CM-2000より引き継いだ主な特徴
新規開発した高性能コア材及び巻き線材料を採用
従来から使用していた0.2mm厚のパーマロイ材を見直し、新たに「極薄0.1mmスーパーマロイ材」を開発しました。また巻き線材料も従来の高純度銅線からオーディオ用線材として最適なPCトリプルCのポリウレタン線を特注し、大型のコア形状と相まって、高い低域リニアリティと繊細で伸びやかな高域という優れた特性を達成し、広大な空間表現を実現しています。
バランス対応最適巻線仕様の開発
アッテネータートランス巻線仕様を一から見直し、バランス接続のHot側とCold側の2つのATT用巻き線を1個のトランスに巻いたバランス用ATTトランスを開発しました。 さらに2個のATT巻き線があることを利用してアンバランス入力に対してもCold側信号をトランス内部で生成し完全なバランス出力対応が可能となりました。
バランス対応音量調整回路用トランスが片CH1個で構成できたことから広帯域で優れた周波数特性と位相特性を実現し、可聴帯域内の位相歪を減少させ、何よりも鮮度が高く、より明確な音像定位を実現しています。
外部誘導ハムと不要振動を排除
外部誘導ハム対応は堅牢な2mm厚鋼鈑に銅メッキを施したシャーシベースと、誘導ハムシールドを配したケースカバー。さらにトランス付近に配置された磁気シールド材により2重構造としております。
ATTトランスはハイダンピングラバー材で本体からフローティングされ、外部振動が伝播するのを防ぎます。
フロントパネルはコントロールアンプCA-1000と同等の20mm厚スラントアルミパネルを採用。筐体下にはウォルナット材ベースを追加し、異種素材を組み合わせる事により不要振動が効果的に排除されS/N比の良い再生音を実現しています。
高音質パーツの使用
入出力端子は高品質・高音質で定評のあるFURUTECH社製ロジウムメッキ端子を採用しました。
また、フットはTAOC社製ハイカーボン鋳鉄インシュレーターを採用し、音の解像度アップに貢献しています。