パッシブチャンネルデバイダーCHD-1000
受注生産
音楽の実在感 アーティストの情念をも引き出す
革新のマルチアンプシステム用チャンネルデバイダーが完成
バランス入出力対応4Way 6dB/Oct パッシブチャンネルデバイダー
長年当社では、従来の製品とは一線を画したアクティブ回路を内蔵しない最高級パッシブチャンネルデバイダーを開発してまいりました。
マルチアンプ再生の要とも言えるチャンネルデバイダーのクロスオーバーフィルターには位相リニアとなる6dB/Oct型を採用し、その前後にCM-2200で採用したATT用オートトランスをチャンネルデバイダー用にアレンジして配置しました。その再生音は従来にも増して鮮度が高く、緻密で広大な音場の再現を達成いたしました。
更に現代のコントロール機器には不可欠となったバランス入出力にも柔軟に対応したモノラル構成4Wayパッシブチャンネルデバイダー【CHD-1000】を発売いたします。
主な特徴
位相リニアを目指した6dB/OctのCR一段型クロスオーバーフィルター
マルチアンプ方式のスピーカーシステムにおいて、各スピーカー間のつながりを重視しつつ、ステレオ音場の再現を目指すとき、求められるクロスオーバーフィルターの特性は位相リニアとなる6dB/Oct以外には無いと
確信し、その特性を確実な物とする為にCR一段型クロスオーバーフィルターの前後にATT用オートトランスをチャンネルデバイダー用にアレンジして配置しました。これによりパッシブ型でありながら、フィルターの前後に対し
て常にHigh入力インピーダンス、Low出力インピーダンスを実現しました。
尚、クロスオーバーフィルター 4Way+Sub-Wooferの周波数は受注時にお客様より指定された周波数で作成いたします。
高性能コア材及び巻き線材料を採用したレベル調整用オートトランス
CM-2000で採用したコア材が「極薄0.1mmスーパーマロイ材」、オーディオ用線材として最適なPCトリプルCのポリウレタン線を特注した大型コアサイズのオートトランスを入力段に設置し、ここでは各帯域に対し-3,-6,-10,-16dBの固定ATTを構成できます。
各帯域出力段には0~-20dB間で1dBステップのレベル調整とツマミと-0.5dBの追加スイッチを設けました。
入出力端子はRCA(アンバランス)、XLR(バランス)両方に対応
CM-2000で開発したATT用オートトランスをベースとしてアレンジしたトランスを入出力に配置したことによりCM-2000同様にバランス/アンバランス両対応が可能な入出力端子が構成出来ました。
Sub-Woofer出力のみレベル調整ATTを持たないためアンバランス出力のみとなります。
外部誘導ハムと不要振動を排除
外部誘導ハム対応は堅牢な1.6mm厚鋼鈑に銅メッキを施したシャーシベースと、誘導ハムシールドを配した2.0mm厚アルミ製ケースカバー。さらにトランス付近に配置された磁気シールド材により2重構造としております。ATTトランスはハイダンピングラバー材で本体からフローティングされ、外部振動が伝播するのを防ぎます。
フロントパネルは10mm厚スラントアルミパネルを採用し、これらで構成された強靭な筐体構造が剛性の確保と磁気歪の低減を実現しています。普遍性の高いシャンパンゴールドの風格ある仕上がりは、所有する喜びを裏切りません。