ダイヤモンドカンチレバー採用により情報量を拡大
カンチレバーには、弊社として初めてダイヤモンドカンチレバーを採用。伝搬速度の向上により情報量の拡大を実現しました。
フェーズメーションは、2002年にカートリッジP-1からスタートして、お陰様で本年ブランド創立20周年を迎えることが出来ました。これを記念し、ブランドの原点とも言えるカートリッジに新たな金字塔となるフラッグシップカートリッジ PP-5000 を誕生させます。カートリッジの継続的な研究の中で得られたノウハウを元に、ダイヤモンドカンチレバーを採用しフラッグシップにふさわしい更なる空間表現力、音像定位、重低音再生能力を獲得しました。
カンチレバーには、弊社として初めてダイヤモンドカンチレバーを採用。伝搬速度の向上により情報量の拡大を実現しました。
新たなカンチレバーに合わせ、ダンパー等の振動系を改良。トラッカビリティが向上しトレース能力を高めました。
採用事例の少なくなっている天然ダイヤモンドによるスタイラスチップの取付角度精度を従来の±5°から±3°に追い込み、より正確なトレース能力をを獲得しました。
磁性材料のパーメンジュールヨークに新たに研磨を追加してより均一な磁場とすることで、微小信号の再現性が向上し更なる空間表現力を獲得しました。
ステンレスべースには、新たにTiN(窒化チタン)コーティングを採用し美しい黄金色と共に耐食性と十分な硬度も実現しました。
ジュラルミンのカバーには、従来から定評のあるDLCコーティングを採用。
さらに不要振動をコントロールする新形状ボディとし、フラッグシップに相応しい外観とより一層ダイレクトな音質を実現しました。
発電形式 | ムービングコイル式 |
インピーダンス | 4Ω |
適正針圧 | 1.7~2.0g |
出力電圧 | 0.3mV以上(1kHz 50mm/s水平方向) |
コンプライアンス | 8.5μ /mN [8.5x10-6cm/dyne] |
再生周波数範囲 | 10Hz~30kHz |
セパレーション | 30dB 以上(1kHz) |
チャンネルバランス | 1dB以内(1kHz) |
カンチレバー | 合成ダイヤモンド(0.2mm角) |
スタイラスチップ | 天然ダイヤモンド(ラインコンタクト/曲率0.03×0.003mm) |
本体重量 | 14.3g |
マグネット | サマリウムコバルト |
磁気回路構成材料 | パーメンジュール |
ベース材質 | ステンレス材削り出し/TiN処理 |
ボディ材質 | ジュラルミン材削り出し(DLC処理)(※) |
※※:DLC(Diamond Like Carbon)はイオンを利用した気相合成法により合成されるダイヤモンドに類似した高硬度・電気絶縁性などを持つカーボン薄膜の総称です。