本体の軽量化

CS-1 の剛性を損なうことなく約１４％の軽量化を実現し、機能と美しさを兼ね備えた形状に変更しました。

本体は取付精度を確保しかつカートリッジの発電系以外の振動を排除するため、型物を用いずに、ジュラルミンから精密な削り出し加工で作られています。この削り出された素材にDLC（Diamond Like Carbon）処理※を行い、表面硬度を高め高剛性を獲得、振動減衰特性に優れたシェル構造を実現。カートリッジの性能を余すところ無く引き出します。

※：DLC（Diamond Like Carbon）はイオンを利用した気相合成法により合成されるダイヤモンドに類似した高硬度・電気絶縁性などを持つカーボン薄膜の総称です。

ダイレクト接触

シェル本体とコネクター端子部は、ダブルボルトにより締結された一体構造で精度と剛性を高め、更に端子部のゴムリングを排しダイレクト接触とすることでアームとの機械的結合を改善。音質を向上させています。

不要共振の抑制

指掛けにはステンレス材を採用し、共振分散形状とあいまって不要な共振を抑制しています。

高音質リードワイヤー

シェルリードワイヤーは絶縁体を限りなく薄くしたポリウレタン被覆リッツ線を採用し、全帯域にわたって音の濁りや歪み感が無く、しっかりした豊かな低音、艶やかで美しい中高音を高忠実度再生します。