MC昇圧トランスT-500
フォノ信号のバランス伝送。理想を追い求めた結論です。
最も微弱な信号だから大切に、フェーズメーションの想いです。
自社開発の特殊分割巻線構造で巻き上げた左右独立大型トランスを搭載。
理想を追い求めた完全バランス入力部が、音楽信号をロスなく伝送します。
Recieved Prizes受賞歴
音元出版オーディオ銘機賞 2015 アナログ関連機器 部門賞
主な特長
特殊巻線構造による高性能昇圧トランス
「0.2mm 厚の78%スーパーパーマロイコア材」による大型E Iコアに低損失極太銅線(1 次側0.32φ 、2 次側0.12φ)を巻き上げることにより、業界最高クラスの低域リニアリティと高効率昇圧(低損失)という優れた特性を達成し、全帯域にわたり生命力のみなぎる音を実現しています。
巻線構造に、従来ハンドメイドでなければ難しいとされていた自社開発の特殊分割巻線構造を量産モデルで実現。広帯域で優れた位相特性を実現しています。これにより可聴帯域内の位相歪を激減させ、より明確な音像定位を実現しています。
完全バランス型の入力部を実現
カートリッジの発電は、コイルの両端に逆位相の信号が流れるバランス(プッシュプル)動作をしています。これをアンバランス接続で伝送する事は、バランス型のメリットを大きく損なってしまうだけでなく、外部ノイズなどが音質にも影響してしまいます。
T-500 は、従来のアンバランス型フォノケーブルを使用しても高音質を実現していますが、バランス型フォノケーブルを使用することで伝送ロスを最小限に抑え、さらなる高音質を実現することができます。
この効果は絶大で、プリアンプに内蔵されたフォノアンプであっても、T-500 とバランス型フォノケーブルを使用し、MM ポジションで受けることにより大きな音質改善効果が期待できます。
T-500とCC-1000の接続原理図(クリックで拡大表示)
無共振・無振動設計のシャーシ構造
昇圧トランスは発泡ポリエチレンフォームで支持され外部振動が内部の昇圧トランスへ伝播するのを防ぎ、S/N 感のよい再生音を実現しています。
シャーシベース、カバーはそれぞれ1.2mm、1.6mm 厚の鋼板に銅メッキ処理を行い、更にこの上に塗装仕上げを施しています。また組立にはステンレス製の非磁性体ネジを使用し、磁気ひずみの影響を最小限にとどめ、にごりのないクリアーな音質を実現しています。
また、シャーシ中央に左右分割のシールド板を追加し聴感上のセパレーションを大幅に向上させています。