磁気回路の見直し
P-1Gの磁気回路を大幅に見直し、材質はパーメジュール材を継承しつつ、フロントヨーク及びポールピースの形状を再設計しました。これにより高能率、磁場の均一性により優れた形状を実現させる事に成功いたしました。振動系の重量を重くする事無く出力の増加を実現しています。
フェーズメーションの原点はカートリッジ開発に始まります。
磁気回路とボディー材料の大幅な見直しにより、鮮度の高い中高音と豊かな低音の究極とも言えるハーモニーを紡ぎ出す事に成功しました。
この、カートリッジ研究10余年の集大成ともいえるPP-1000を新商品として発売いたします。
P-1Gの磁気回路を大幅に見直し、材質はパーメジュール材を継承しつつ、フロントヨーク及びポールピースの形状を再設計しました。これにより高能率、磁場の均一性により優れた形状を実現させる事に成功いたしました。振動系の重量を重くする事無く出力の増加を実現しています。
音質のベストバランスを目指すべくボディー材料を一から見直しました。べースをステンレス材に、ボディーはジュラルミン材へ変更。さらにDLC(Diamond Like Carbon)処理※を行い、剛性、振動減衰特性に優れかつフラッグシップに相応しい音質を実現しています。
※DLC(ダイヤモンドライクカーボン)はイオンを利用した気相合成法により合成されるダイヤモンドに類似した高硬度・電気絶縁性などを持つカーボン薄膜の総称です。
従来から定評のある無垢ボロン材を採用したカンチレバー、6N無酸素銅線による発電コイル、純鉄コイルボビン、ワイヤダンパー等、P-1Gを初め他モデルで実証された高音質素材を継承しております。
カートリッジの針交換は現品をお預かりし、針ASSY部分を交換します。(カートリッジ本体はそのまま使用します。)針交換の際はカートリッジ現品をお持ちになり、お買い上げの販売店にご相談ください。
発電方式 | ムービングコイル式 |
インピーダンス | 4Ω(6N無酸素銅線) |
適正針圧 | 1.7~2.0g |
出力電圧 | 0.29mV(1kHz 50mm/s水平方向) |
コンプライアンス | 8.0X10(e-6)cm/dyne |
再生周波数範囲 | 10Hz~30kHz |
セパレーション | 30dB 以上(1kHz) |
チャンネルバランス | 1dB以内(1kHz) |
推奨温度範囲 | 20℃~26℃ |
本体重量 | 14.3g |
スタイラスチップ | ダイアモンド(ラインコンタクト/曲率0.03X0.003mm) |
カンチレバー | ボロン無垢 φ0.26 |
マグネット | サマリウムコバルト |
磁気回路構成材料 | パーメンジュール |
ベース材質 | ステンレス材削り出し(DLC処理) |
ボディ材質 | ジュラルミン削り出し(DLC処理) |