磁気回路の見直し
スピーカーを例示するまでもなく、磁気回路を持つオーディオ機器において、磁気材料が音質に与える影響の大きさは経験的によく知られており、試聴を繰り返し最終的に選択された磁気回路を採用しました。
パーメンジュール材
P-3Gの磁気回路を構成しているパーメンジュール材は、磁性材料中最も保磁力Hcが高く、安定した磁場を構成できます。
サマリウムコバルトマグネット
P-3Gでは、マグネットをP-3のネオジウムマグネットからサマリウムコバルトマグネットに変更しました。
新製品P-3GはローインピーダンスMCカートリッジP-3をベースに、新たな音楽表現の可能性を追求し開発が行われました。2005年発売のP-3は、アナログディスクの音楽表現をより多くのアナログファンに実感していただく為に、ハイテク技術を駆使し開発され、このクラスの定番モデルとして実績を積ませて頂いています。
このP-3をベースに、試聴を重ね磁気回路の見直しとトラッカビリティの一層の向上を行い豊かな音楽表現を持つ新たなローインピーダンスMCカートリッジ、P-3Gが登場しました。
スピーカーを例示するまでもなく、磁気回路を持つオーディオ機器において、磁気材料が音質に与える影響の大きさは経験的によく知られており、試聴を繰り返し最終的に選択された磁気回路を採用しました。
P-3Gの磁気回路を構成しているパーメンジュール材は、磁性材料中最も保磁力Hcが高く、安定した磁場を構成できます。
P-3Gでは、マグネットをP-3のネオジウムマグネットからサマリウムコバルトマグネットに変更しました。
P-3Gは無共振・無振動をメインコンセプトとして開発されたローインピーダンス型MCカートリッジですが、精度を確保し発電系以外の振動の徹底排除を達成するため、型物を一切用いず、全パーツが精密な削り出し加工で作られています。
筐体とメカニカルアースを確立するベースにはジュラルミン削り出し素材にDLC処理※を行い、表面硬度をダイヤモンドに次ぐHv=3000以上に高め、高剛性、振動減衰特性に優れた筐体構造を実現しました。
軽く剛性の高い無垢のボロン材を採用したカンチレバー、6N無酸素銅線による発電回路等のP-1、P-3で実証された高音質素材を継承しています。
カートリッジの針交換は現品をお預かりし、針ASSY部分を交換します。(カートリッジ本体はそのまま使用します。)
針交換の際はカートリッジ現品をお持ちになり、お買い上げの販売店にご相談ください。
発電方式 | ムービングコイル式 |
インピーダンス | 4Ω |
適正針圧 | 1.7~2.0g |
出力電圧 | 0.27mv以上(1kHz 50mm/s水平方向) |
コンプライアンス | 8.0X10(e-6)cm/dyne |
再生周波数範囲 | 10Hz~30kHz |
セパレーション | 30dB 以上(1kHz) |
チャンネルバランス | 1dB以内(1kHz) |
推奨温度範囲 | 20℃~26℃ |
本体重量 | 11.5g |
スタイラスチップ | ダイアモンド(ラインコンタクト/曲率0.03X0.003mm) |
カンチレバー | ボロン無垢 φ0.26 |
マグネット | サマリウムコバルト |
磁気回路構成材料 | パーメンジュール |
ベース/ボディ 材質 | ジュラルミン削り出し(DLC処理) |