磁気回路の見直し
MCカートリッジの発電メカニズムを原点に立ち返り検討を続けた結果、当社独自の磁路形状の最適化技術により、均一な発電磁場の生成に成功、磁気材料の最適化と相まって理想的な磁気回路を実現しました。
磁気回路を見直し、ヨーク形状を高能率、磁場の均一性に優れた形状に設計いたしました。
本機の磁気回路を構成しているパーメンジュール材は磁性材料中最も磁束密度Bm、保持力Hcが高く、安定な磁場を構成できます。
マグネットはサマリウムコバルトを継承しています。
2002年に発売され、大きな話題となった、フェーズテックブランドの原点ともいえるMCカートリッジP-1を、3シリーズ開発で培われた技術、ノウハウにより根本から見直しを図り、不可能を思われたアナログディスク再生の限界を塗り替える、最高峰カートリッジP-1Gが完成しました。
MCカートリッジの発電メカニズムを原点に立ち返り検討を続けた結果、当社独自の磁路形状の最適化技術により、均一な発電磁場の生成に成功、磁気材料の最適化と相まって理想的な磁気回路を実現しました。
磁気回路を見直し、ヨーク形状を高能率、磁場の均一性に優れた形状に設計いたしました。
本機の磁気回路を構成しているパーメンジュール材は磁性材料中最も磁束密度Bm、保持力Hcが高く、安定な磁場を構成できます。
マグネットはサマリウムコバルトを継承しています。
メカニカルアースを確立するベースにはチタン材削りだし素材にDLC(Diamond Like Carbon)処理※を行い、表面硬度をダイアモンドに次ぐHv=3000以上に高め 高剛性、振動減衰特性に優れた究極の筐体ベースを実現しました。
カートリッジボディには 強度、減衰特性の自然な天然素材である黒檀を使用し、チタンベースとの複合化で高度の無共振・無振動構造を実現しています。
発電コイルからのリード線の微小共振と損失抵抗を抑えるために、ワイヤダンパーを追加しています。
精度を確保し発電系以外の振動の徹底排除を達成するため、型物を一切用いず、全パーツが精密な削り出し加工で作られています。
軽く剛性の高い無垢のボロン材を採用したカンチレバー、6N無酸素銅線による発電回路、飽和磁束密度の高い純鉄コイルボビン等P-1、P-3、P-3Gで実証された高音質素材を継承しております。
カートリッジの針交換は現品をお預かりし、針ASSY部分を交換します。(カートリッジ本体はそのまま使用します。)
針交換の際はカートリッジ現品をお持ちになり、お買い上げの販売店にご相談ください。
発電方式 | ムービングコイル式 |
インピーダンス | 4Ω以下(6N無酸素銅線) |
適正針圧 | 1.7~2.0g |
出力電圧 | 0.27mv(1kHz 50mm/s水平方向) |
コンプライアンス | 7.3X10(e-6)cm/dyne |
再生周波数範囲 | 10Hz~30kHz |
セパレーション | 30dB 以上(1kHz) |
チャンネルバランス | 1dB以内(1kHz) |
推奨温度範囲 | 20℃~26℃ |
本体重量 | 10.9g |
スタイラスチップ | ダイアモンド(ラインコンタクト/曲率0.03X0.003mm) |
カンチレバー | ボロン無垢 φ0.26 |
マグネット | ネオジウムマグネット |
磁気回路構成材料 | パーメンジュール、純鉄 |
材質 ベース/ボディ | ジュラルミン削り出し(DLC処理) |